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ANAカードマイルプラスの基礎知識を解説
ANAカードマイルプラスとは、ANAカードまたはANAカードに付帯しているiDを使い、加盟店で支払いをした際に、通常ポイントとは別に付与されるマイルサービスのことです。
iDとは電子マネーの一種で利用すれば後日、紐づけられているクレジットカードに請求が来ます。
通常、ANAカードやiDで支払いをした場合、100円または1,000円ごとに1ポイントしか貯まりませんが、この仕組みを使えば、100円(税込)または200円(税込)ごとに1マイル貯まるのでお得にマイルを貯めることができます。
マイルは自動的に口座に積算され、毎月末にカード会社から送付される利用明細をもとに翌月中旬に積算されます。なお、自身がANAに対し申告したとしても加算されないので注意しましょう。
セブンイレブンでマイルをゲット
ANA陸マイラーならばセブンイレブンを存分に活用しましょう。セブンイレブンはANAカードマイルプラスの対象店となっており、200円(税込)ごとに1マイルが付与されます。
例えば、日々の昼食(20日分)を1回あたり400円分買っていたとします。1回あたり2マイル貯まるので、20日分だと40マイル貯まります。
またANAカードで支払っているため、請求額は8,000円。1,000円(税込)で1ポイント、1ポイント=5マイルだと仮定すると、8ポイント貯まり40マイルに交換することができます。
これらを合わせると1カ月で80マイル貯めることができます。ゴールドカードやプラチナカードになると、カードポイントの交換率が変わってくるのでさらにお得です。
ANAカードマイルプラスの特約店は?
ここでは、ジャンル別にANAカードマイルプラスの特約店を紹介します。
スーパー/コンビニ/ドラッグストア
ANAカードマイルプラスの特約店は、「イトーヨーカドー・セブンイレブン・マツモトキヨシ・コストコ」の4加盟店です。イトーヨーカドー・セブンイレブン・コストコは200円(税込)ごとに1マイル、マツモトキヨシは100円(税込)ごとに1マイル付与されます。
百貨店
特約店は「高島屋・阪神百貨店・阪急百貨店・大丸・松坂屋」の5加盟店となっており、すべて200円(税込)ごとに1マイル貯まります。例えば高島屋ですがすべての店舗で貯まるというわけではありません。
日本橋店・新宿店・玉川店・立川店・横浜店・港南台店・大宮店・柏店・高崎店・大阪店・堺店・泉北店・京都店・洛西店・岐阜店・岡山店・米子店のみが対象となっており、海外の高島屋や一部の高島屋ではANAカードマイルプラスの対象になりませんので注意しましょう。
また、先述した店舗の中でも対象外の商品もありますので、不明点は係員に確認してください。
通販サイト
特約店は「ANAショッピング A-style・セブンネットショッピング」の2加盟店です。
A-styleは100円(税込)ごとに1マイル、セブンネットは200円(税込)ごとに1マイル貯まります。基本的に全商品対象となっており、支払いをANAカードにするとマイルの二重取りができるのでおすすめです。
レストラン
特約店は「スターバックス・京成友膳・メルセデス・ベンツ コネクション」の3加盟店となっており、200円(税込)で1マイル貯まります。
なお、スターバックスカードへチャージした場合は100円(税込)ごとに1マイル貯まります。
フラワーギフト
特約店は「日比谷花壇・インターネット花キューピット」の2加盟店となっており、100円(税込)ごとに1マイル貯まります。
インターネット花キューピットの場合、ANAのポイントアップモールを経由してお買い物をすれば、クレジットカードポイント+ボーナスマイル+ショップモールポイントの3重取りができます。ショップモールを経由した場合は200円(税込)ごとに1マイル貯まります。
リラクゼーション
特約店は「てもみん・グローバル治療院・ヘルフェン・たかの友梨ビューティクリニック・エルセーヌ」の5加盟店です。
すべて100円(税込)ごとに1マイル貯まるようになっており、施術代が高額になればなるほどマイルが貯めやすいといえます。
書籍/雑誌/新聞
特約店は「ダイヤモンド社・プレジデント・東洋経済新報社・日経BP社」の4加盟店です。
日経BP以外は100円(税込)=1マイル、日経BPは200円(税込)=1マイルとなっています。また、高額な年間購読料をANAカードで支払えば通常のクレジットカードポイントも多く貯められますのでお得です。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドの特約店は「ENEOS・出光興産」の2社となっており、ENEOSは100円(税込)ごとに1マイル、出光興産は200円(税込)ごとに1マイル貯まります。
なお、ガソリンスタンドでANAカードを提示するとガソリンスタンド独自の割引を受けられない(例:会員カード提示で給油1リットルあたり1円引きなど)こともありますので注意しましょう。
タクシー
タクシーの加盟店は「石川交通・東京無線タクシー・大和自動車交通・グリーンキャブ・中央無線タクシー・東京MKタクシー・日英交通・ハロートウキョウ・イースタンエアポートモータース」の9社です。
石川交通・東京無線タクシー・イースタンエアポートモータース・ハロートウキョウは200円(税込)ごとに1マイル、そのほかのタクシー会社は100円(税込)ごとに1マイルが加算されます。
駐車場
駐車場は、三井のリパークをはじめ羽田空港・新千歳空港・伊丹空港・高松空港・松山空港・高知龍馬空港・仙台空港・広島空港・熊本空港・サンパーキングの10の加盟店で使うことができます。
すべての加盟店で100円(税込)=1マイルとなっており、ANAカードで支払えばお得に貯めることができます。
電車/バス
エアポートリムジンバスと京成スカイライナーの2つでANAマイルを貯めることができます。
100円(税込)ごとに1マイル貯めることができますが、エアポートリムジンバスの場合、東京シティエアターミナル・新宿駅西口・横浜シティエアターミナル・成田空港のいずれかで乗車券を購入しないと対象にはなりませんので注意しましょう。
レンタカー
レンタカー会社はニッポンレンタカーのみとなっており、200円(税込)ごとに1マイル貯めることができます。
ニッポンレンタカーの場合、Tポイントカードを提示することでTポイントを貯めることができる場合もありますので、詳しくは係員に聞いてみましょう。
引っ越し
引っ越しはアート引越センターとサカイ引越センターの2社となっており、アート引越センターは200円(税込)ごとに1マイル、サカイ引越センターは100円(税込)ごとに1マイル貯まります。
これ以外にもさまざまな加盟店でANAカードマイルプラスの特典を受けることができます。詳しくはANA公式ホームページを参照してください。
ANAの予約はANAカードマイルプラスで!
ANAの航空券を予約する際もANAカードで支払えば、ANAカードマイルプラスの対象です。
100円(税込)ごとに1マイル加算されるようになっており、例えば東京から大阪間が5,000円(片道)の場合は50マイル貯まります。これに加え、フライトマイルやクレジットカードポイントも加わるため、かなりのマイルを手に入れられるでしょう。
ちなみにANAカードプレミアムで支払った場合は、100円(税込)ごとに2マイル貯まるので、先ほどの例に当てはめると最低100マイル貯まるという計算になります。
なお、明細などには「ANAカードマイルプラスANA国内線インターネット」という風に記載されます。身に覚えのない記載があっても、この記載ならカードマイルプラス分が加算されたことを表しているので安心してください。
ANAカードマイルプラスにおすすめのカード
ここではANAカードマイルプラスにおすすめのカードを5つご紹介します。
ANA VISAカード
1つ目はANAVISAカードです。これは一般カードと呼ばれているもので、基本的な機能しか搭載されていません。
年会費は2,000円(税抜)となっており、1,000円(税抜)ごとに1ポイント貯まります。1ポイント=5マイルという還元レートですが、ポイント移行手数料として6,000円(税抜き)支払えば1ポイント=10マイルのレートで交換ができます。
ソラチカカード
2つ目はソラチカカードです。ソラチカカードは東京メトロとANAが提携して発行しているクレジットカードで、年会費2,000円(税抜き)で持つことができます。
PASMOを搭載しており定期券も載せることができるので、このカード1枚で電車や空を楽しむことができます。1,000円(税抜)で1ポイント貯まり、1ポイント=5マイルというレートで交換ができます。
年間5,000円(税抜)の移行手数料を支払えば1ポイント=10マイルというレートで交換が可能です。
ANA アメリカン・エキスプレス・カード
3つ目はANAアメリカン・エキスプレス・カードです。このカードは年会費7,000円(税抜き)で持つことができ、100円(税抜)で1ポイント貯められます。
交換レートは1:1となっており、1ポイント=1マイルです。ANAグループで使う場合は100円(税抜)=1.5ポイント、1.5ポイント=1.5マイルという等価レートで交換ができます。
なお、年間6,000円(税抜き)で加入できるポイント移行コースに入ると、通常3年で失効してしまうポイントの有効期限を無期限にすることができます。じっくりとポイントを貯めたい方はこちらのコースに加入するといいでしょう。
ANAダイナースカード
4つ目はANAダイナースカードです。このカードは年会費27,000円(税抜き)と高めに設定されていますが、さまざまな特典を受けることができます。
例えば、エグゼクティブダイニングというサービスです。これは対象のレストランを2名以上で利用した場合、1名分のコース料理が無料になるというものです。高い年会費を払っているからこそ実現するサービスとなっています。
ポイントは100円(税抜)ごとに1ポイントとなっており、1ポイント=1マイルと1:1で交換することができます。
ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードセゾン・アメリカン・エキスプレス・カード
5つ目はヤマダLABI ANAマイレージクラブカードセゾン・アメリカン・エキスプレス・カードです。このカードはクレディセゾンが発行しているクレジットカードで、500円(税抜き)の年会費がかかります。
ただし、年1回以上使えば次年度の年会費は無料です。
1,000円(税抜)ごとに1ポイント(永久不滅ポイント)貯めることができ、200永久不滅ポイント(=625ANAマイル)単位で交換できます。ポイントからマイルへの交換はセゾンネットアンサーを経由して行うため、自動加算ではありませんので注意しましょう。
また、永久不滅ポイントのほかにヤマダポイントを200円ごとに1ポイント貯めることができます。
生活の中でマイルを貯めるANAカードマイルプラス
ANAカードマイルプラスの加盟店は意外と身近なところにあるため驚いた方も多いのではないでしょうか。飛行機にあまり乗らずマイルを貯めたい陸マイラーの方にとってANAカードマイルプラスはうれしいサービスといえます。
日常生活の中でもザクザクマイルを貯めることができますので特典航空券なども手に入れやすくなっています。このようにANAカードにはANAカードマイルプラスというマイルとポイントの二重取りができる方法が幅広くあります。
多くのマイルを貯めたいときは、今回ご紹介したことをふまえて実践してみてください。