最終更新日:2020/01/06

クレジットカードのリボ払いの返済に苦しんだときに試したい方法

「リボ払いの仕組みがよくわからない」

「リボ払いが終わらない…解決方法ないの?」

リボ払いとは、手数料を支払う代わりに、毎月の支払額を一定に保つクレジットカードの支払方法のひとつです。

この記事では、リボ払いの仕組みや注意点をわかりやすく解説しています。

リボ払いの返済が終わらないときは…

  1. 他の返済方法に変更する
  2. カードローンを一時的に利用し、一括返済する

リボ払いの返済に苦しんでいる方は、カードローンを一時的に利用し、一括返済するのも手。最終的な支出が減る可能性があります

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クレジットカードのリボ払いとは?分割払い・一括払いの違いを解説

リボ払いとはどんな支払方法で、分割払いとはどんな違いがあるのでしょうか。

リボ払いとは

リボ払いとは、利用金額や利用件数に関わらず、毎月ほぼ一定の金額を、月々返済していく支払方法のひとつです。

たとえばAさんはリボ払いで、1月に10万円、2月に1万円、3月に5万円、合計16万円の買い物をしました。

Aさんが決めた返済額が月々3万円の場合、月々の返済は利用金額や買い物の回数に関わらず、ほぼ3万円になります。

月々の支払いが一定なので、高額な買い物をしても生活に響きにくくなります。

ただし、月々の返済額は一定となる代わりに、支払期間が延びたり、支払期間の間は手数料が発生し続けるデメリットもあります。

多くのクレジットカード会社では、会員専用のマイページで返済方法を「リボ払い」に変更できます。

また、クレジットカードの中には、ファミマTカードのような「リボ払い専用カード」や、初期設定がリボ払いに設定されているカードもあります。

気づかないうちにリボ払いを選択しているケースもあるため、請求金額に違和感を覚えた場合は、マイページなどですぐに返済方法を確認しましょう。

一括払い・分割払いの違い 

クレジットカードの支払方法には、次の3つがあります。

  • 一括払い
  • 分割払い
  • リボ払い

一括払いとは、ショッピングで買った品物を1回の引き落としで支払う方法です。手数料はかかりません。

分割払いは、1回のショッピングの購入額を複数回に分けて支払う方法です。

そのため、商品の金額や分割回数、月々の購入回数によって返済額が変動します。月々支払う金額はリボ払いのように一定額にはなりません。ただし、支払回数を最初に決めるので、いつまでに支払いが終わるのかわかりやすいというメリットがあります。

リボ払いと分割払いはどちらがお得?

リボ払いと分割払いを比べると、一般的に分割払いの方が手数料が少なくて済むといわれています。

分割払いには次のような特徴があります。

  • あらかじめ支払回数を決めるため、支払いが終わる時期がわかりやすい
  • 多くの買い物をすると支払う金額が増えるので、リボ払いより危機感を持ちやすい

一方のリボ払いは、金額・利用回数に関わらず支払う金額がほぼ同じ。支払いが終わる時期がわかりづらく、支払いが長期化しやすい傾向があります。

支払いが長期化すると、その分手数料がかさみ、結果的にリボ払いのほうが支払金額が増えがちです。

ただし、リボ払いも使い方によっては急な出費の際や、一時的な金欠の際には強い味方となってくれるでしょう。

今の自分の状況に合った支払方法を選びましょう。

クレジットカードのリボ払いには3つの種類がある

リボ払いには、大きく3つの返済方法があります。

借入の残高で返済額が変わる仕組み、借入の一定額を返す仕組み、借入の一定割合を返す仕組みです。

それぞれの仕組みを詳しく見ていきましょう。

リボ払いの種類1.残高スライド方式

残高スライド方式とは、残高の大きさによって返済額が変わる仕組みです。

残高スライド方式は、さらに「元利均等」「元金均等」方式があり、「元利均等残高スライド方式」「元金均等残高スライド方式」と呼ばれます。

元利均等残高スライド方式は、「月々の返済は一定だよ、その代わりに元金の減り方は変化(スライド)するよ」という仕組みです。

元金均等残高スライド方式は、「月々の返済は元金+変動(スライド)する手数料をもらうよ、その代わり毎月同じだけ元金が減っていくよ」という仕組み。変化(スライド)する場所が異なるのです。

リボ払いの支払回数を減らすなら、元金均等残高スライド方式を、毎月の支払い金額を一定にしたい場合は、元利均等残高スライド方式を選びましょう。

リボ払いの種類2.定額方式

定額方式とは、残高に関係なく毎月一定額を支払い続ける方法です。

残高が増えても支払い金額が変わらないため、支払いが長期化しやすい傾向があります。

残高スライド方式とは異なり、毎月一定額を返済していく返済方法のため、「定額方式」と呼ばれています。

リボ払いの種類3.定率方式

定率方式とは、残高か元金に一定の割合をかけて支払額を決める方法です。

この方法では、残高が大きければ毎月の返済額も増え、逆に残高が少なくなれば返済する金額も減っていきます。

そのため残高が少なくなれば、支払う金額も少なくなり、その分支払回数が増えることに。支払回数が増えれば、手数料もその分増えるため支払いが長引く可能性がある方法ともいえます。

クレジットカードでリボ払いにするメリット

急な出費に対応できる

リボ払いの大きなメリットは、予期せぬ出費に対応できる点です。

生活必需品である家電が故障したり、入学・卒業などの家族のイベントで出費が重なってしまった際にリボ払いを利用すれば、一括で支払うよりも「今」の出費をおさえられます。

自分のペースで返済できる

リボ払いのもうひとつのメリットは、自分のお財布事情に合わせて返済できる点です。

「今月は1万円余ったから、この分をリボ払いの繰り上げ返済に回そう」

「少しお金に余裕ができたから、返済額を増やそう」

といったように、自分のペースで返済できます。

クレジットカードでリボ払いにするデメリット

高額な金利がかかる

リボ払いのデメリットは、金利の高さです。

リボ払いの一般的な手数料は、実質年率15.0%。返済期間が長引けば長引くほど、手数料をとられ続けることになります。

実質年率15.0%というのは、消費者金融の年率3.0~18.0%とほぼ同等です。

返済期間が長引く

返済期間が長くなってしまうのも、リボ払いの怖さのひとつです。

返済に一体どれくらいの期間がかかるのか、例をみてみましょう。

<例>

Bさんは、自分の就職祝いに30万円のブランドの時計を買うことにしました。

ですが貯金がなかったので、毎月1万ずつ、年率15.0%のリボ払いで返済することにしました。

この場合、次のような返済計画となります。

返済終了までの期間:2年5ヶ月

手数料:30万円の元金に対して、5万8124円

「元金均等残高スライド方式」の場合

返済回数 返済額 元金 手数料 残金
1回目 13,750 10,000 3,750 290,000
2回目 13,625 10,000 3,625 280,000
3回目 13,500 10,000 3,500 270,000
29回目 10,250 10,000 250 10,000
30回目 10,125 10,000 125 0

月々の返済額は無理なく返せるかもしれませんが、その反面長い間支払いに縛られ、元金30万円の約2割にもなる約5万8000円の手数料を支払うことになります。

返済期間が長引くとその分手数料が発生するため、返済期間の長期化はリボ払いのデメリットといえるでしょう。

金銭感覚がマヒしてしまう恐れがある

リボ払いの怖さは、知らず知らずのうちにリボ払いを使いすぎてしまうこと

10万円の買い物をし、そのあと3万円の買い物をしても、支払う金額が月々3000円だと金銭感覚がマヒしてしまう恐れがあります。

残高を把握しないままリボ払いでの買い物を繰り返した結果、返済がなかなか終わらず苦労する可能性もあります。

クレジットカードのリボ払いの返済を早く終わらせる方法

リボ払いの返済がなかなか終わらない場合はどうしたらよいのでしょうか。

ここでは、リボ払いの返済をできるだけ早く終わらせる方法を紹介します。

一括で返済する

リボの返済を早く終わらせるためには、一括で支払うことも検討しましょう。

リボ払いの金利は一般的に年率15.0%で、消費者金融の年率15%~20%とほぼ同水準です。支払いが長引けば長引くほど、一括払いでは支払わずに済んだ手数料を支払うことになります。

現在貯金がある場合は、一時的に貯金を崩してでも返済を行い、終わらないリボ払いをリセットしましょう。

返済額を増やす

一括で返す余裕がないときは、毎月の返済額を増やしたり、繰り上げ返済をして残高を少しずつ減らしていきましょう。

月1万円の返済を2倍に増額するだけで、利息を考えると2倍以上のスピードで返済できます。

返済額を増やしたり、繰り上げ返済を行うのは、手数料の削減方法としても有用です。

なかなか返済が終わらず苦しいと感じているなら、返済額を調整してみましょう。

カードローンを利用して一括返済する

一括返済や返済額を増やすことが難しいなら、カードローンに乗り換えるのもひとつの選択肢です。

リボ払いの金利は年率15.0%に対して、カードローンの金利は年率1%~14.5%ほど。約13%~約0.5%の差があります。金利が低ければ、その分支払う手数料も低くなるでしょう。

リボ払いで支払いが終わらず困っている人で、次の3つの条件を満たしている人は、カードローンの利用も検討してみましょう。

  • 過去にクレジットカードやカードローン、家賃等の返済に遅れたことがない
  • 安定した収入がある
  • キャッシングや消費者金融からの借入がない

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クレジットカードでリボ払いを利用する注意点

リボ払いは正しい知識を持って利用すれば、お金がないときや急な出費が生じたときに、頼りになる存在です。

反面、使い過ぎや支払いの長期化といったデメリットも存在します。

リボ払いの返済に悩まないためにも、利用の際は次の点に注意しましょう。

毎月利用残高を把握しよう

毎月の利用金額と残高を正確に把握しておきましょう。

リボ払いのデメリットのひとつは、毎月の支払い額が固定されているため、知らず知らずのうちに残高が膨れ上がってしまうことです。

リボ払いの使いすぎを防ぐために、月1回は残高と利用金額を見る癖をつけ「知らないうちに支払いが膨らんでいた」という事態を避けましょう。

余裕があるときは増額して返そう

リボ払いをつい使いすぎてしまったときは、毎月一定の金額を返すのではなく、繰り上げ返済や返済額を増額して早期完済を目指しましょう。

少しでも早く返すことが、手数料の軽減や早期返済につながります。

ただし、繰り上げ返済は振込手数料が自己負担になる場合もあるため、細かく返済するのではなく、まとめて行うほうがよいでしょう。

リボ払いはあくまで緊急措置としよう

急な出費があったとき、一時的にお金がないとき、欲しいものを手に入れながらも支出額を一定に保てるのがリボ払いのメリットです。

ですが、リボ払いにはつい使いすぎてしまうという性質があります。

そのため、後々返済で苦労しないためにも、「リボ払いは緊急用」と心得て、普段使いは避けましょう。

クレジットカードのリボ払いの疑問を解消しよう【Q&A】

どのカード会社も、リボ払いを積極的に勧めるのはなぜでしょうか。

ここからは、リボ払いの素朴な疑問を解消していきましょう。

なぜクレジットカード会社はリボ払いを勧めるの?

A.リボ払いの手数料で利益を得られるから。

リボ払いは返済が長くなる傾向があります。返済が長引けば、その分カード会社は手数料で利益を得ることができます。

多くのカード会社は、1回払いや2回払いの際は手数料をとっていません。

一方のリボ払いは、年率で15.0%という手数料を得られます。カード会社が利益を得るためにも、各社競ってリボ払いを勧めているのです。

リボ払いが怖いといわれる理由とは?

A.金銭感覚がマヒするため。また、手数料が高額になるためです。

リボ払いが怖いと言われる理由のひとつは、毎月一定の金額しか支払わなくてよいため、金銭感覚がマヒしやすいことです。

また、返済が長引けば長引くほど手数料が高くなり、いつまでたっても支払いが終わらないという状況に。返済がなかなか終わらないのに、再びリボ払いを利用する…という負のスパイラルに陥りやすいのです。

カード会社もあの手、この手でリボ払いを勧めてきます。リボ払いのデメリットをよく理解したうえで検討しましょう。

覚えがないのに支払いがリボ払いになっているのはなぜ?

A.申込時に「自動リボ」を選択している可能性があります。

自動リボに注意

気づかないうちに「自動リボ払い」になっているのは、以下の可能性が考えられます。早急にカード会社に問い合わせ、残金を一括返済し、自動リボを停止しましょう。

  • 申込時の支払い初期設定が「自動リボ払い」になっていた
  • 利用しているカードが、実はリボ払い専用カードだった
  • ポイントがもらえるキャンペーン等に登録した際に、支払方法が「自動リボ払い」に変更された

気づかないうちに、自動リボ払いになっていても、カード請求まで中々気づけず、普段クレジットカードの請求書を見ない人は、さらに発覚が遅れる可能性があります。

自動リボ払いに設定されると、支払い時に一括払いを選択しても、全てリボ払いで処理されてしまいます。

知らないうちに不要な手数料を支払いわないためにも、キャンペーン応募時は内容をよく読む、カード申し込み時は支払方法を確認するといった自衛が大切です。

まとめ

  • リボ払いとは、毎月の支払いをほぼ一定の金額に保てるクレジットカードの支払方法のひとつ
  • クレジットカードでリボ払いを選択するメリットは、家計管理のしやすさと返済が自分のペースで行える点。デメリットは、使いすぎや支払いの長期化、手数料が実質年率15.0%と高額な点
  • リボ払いはあくまで緊急の手段とし、利用中は毎月の返済額を必ず確認しよう
  •  
  • リボ払いの返済を早く終わらせるためには、一括返済や返済額の増額なども考えよう。カードローンを利用して一括返済するのも手。

クレジットカード・カードローン一覧

楽天銀行スーパーローン アコム アイフル

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