dカードの支払いに遅れたときの対処法
支払い遅れに気付いたタイミングで、入金方法が変わります。
一般的な入金方法
- 通知書が届くのを待つ(支払日の3~5営業日後に到着)
- 入金する額を確認し、指定口座に入金する
- 再引き落とし日を待つ
入金を済ませれば、支払日の2営業日後からカードを利用できるようになります。
「すぐにお金を用意できない」という場合は、一時的にカードローンを利用するのも手。なるべく早く支払いを済ませ、事態の悪化を防ぎましょう。
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dカードの支払い遅れによる不利益
dカードの支払いに遅れると、おもに3つの影響があります。
1.各種手数料が発生する
dカードの支払いに遅れると、各種手数料が発生し、本来の金額よりも支払う額が増えてしまいます。
以下は、dカードの支払いが1日でも遅れると発生する手数料です。
回収事務手数料
- 400円(税別)
- 支払いが遅れた月の翌々月に請求
遅延損害金
- ショッピングは年14.5% キャッシングは年20.0%
- 本来の支払日の翌日から発生
- 支払いが遅れた月の翌々に請求
振込手数料
- 無料~最大660円程度
- ネットバンクだと安いが、ATMや窓口利用だと高い
【例1】10万円分の支払いに1日遅れた場合
→1140円程度の手数料が発生する
<内訳>
・回収事務手数料(440円)
・遅延損害金(10万円×14.5%÷365=40円)
・振込手数料(3万円以上で他行宛・ATM利用の場合 660円)
【例2】10万円分の支払いに1週間遅れた場合
→1378円程度の手数料が発生する
<内訳>
・回収事務手数料(440円)
・遅延損害金(10万円×14.5%÷365×7日=278円)
・振込手数料(3万円以上で他行宛・ATM利用の場合 660円)
特に回収事務手数料はdカード特有のもので、支払いに遅れると自動的に加算されます。
遅延損害金は日数が少なれば少額に見えますが、返済完了まで発生し続けます。また、当然ながら回収事務手数料や遅延損害金はdポイント付与の対象外です。
余分にお金を支払うことにならないためにも、1日でも早く支払い遅れを解消することが大切です。
2.dカードが利用停止、場合によっては強制解約となる
dカードの支払いに遅れると、本来の支払日の翌日からdカードの利用が制限されます。
実際、dカードの会員規約にも「延滞が頻繁に発生する等、dカード利用代金の支払状況が良好でないと当社が認めるとき」は、dカードサービスの利用停止の措置をとることがある、といった記載があります。
入金を済ませれば再び使えるようになりますが、1ヶ月以上支払わずにいると、カードを強制的に解約されてしまう可能性もあります。
3.信用情報に傷がつくおそれがある

dカードの支払いに遅れた情報は、信用情報機関に記録されます。
「延滞」の情報が信用情報にのると、信用情報に傷がついた状態に。いわゆる「ブラック状態」になるおそれがあります。
信用情報がブラック状態になると、新規のクレジットカードや、住宅や車のローンの審査に通りづらくなるなど、多くの影響が考えられます。
余分なお金を支払ったり、自分の信用情報に傷がつくのを防ぐためにも、ⅾカードの支払いに遅れてしまったら以下の方法で早急に対処しましょう。
dカードの支払いに遅れたときの入金タイミングと入金方法
支払いが遅れたときの入金タイミングや方法は、状況によって異なります。あなたは次のどれに当てはまるでしょうか?
※前提として、dカードの引き落とし日は毎月10日です。10日が土・日・祝日の場合は翌営業日が引き落とし日です。
- 引き落とし日(毎月10日)から月末内で、特定の銀行口座(楽天銀行など)を引き落とし口座に設定している人
- ゆうちょ銀行を設定している場合は、引き落とし日~20日以内
- 1の再引き落とし対象口座以外の人
- 通知書が届いた人
- バーコード記載の通知書が届いた人
対処法1.再引き落としを待つ
対象者
- 引き落とし日(毎月10日)から月末内で、特定の銀行口座(楽天銀行など)を引き落とし口座に設定している人
- ゆうちょ銀行を設定している場合は、引き落とし日~20日以内
dカードの支払いに遅れた場合は、再引き落とし日(再振替日)までに、延滞したお金を銀行口座に入金しましょう。
引き落とし日は、設定している金融機関ごとに異なります。
引き落とし口座がゆうちょ銀行の場合
毎月20日に再引き落としが行なわれます。
引き落としのタイミングは一度だけなので、19日までに口座に入金しておきましょう。
引き起とし口座が特定の銀行の場合
次の銀行を引き落とし口座に設定している場合、引き落とし日(10日)から月末まで、毎営業日引き落としが行われます。
みずほ銀行
三菱UFJ銀行
三井住友銀行
りそな銀行
埼玉りそな銀行
横浜銀行
月末が銀行の休業日の場合、その前日が最終引き落とし日です。
対処法2.指定口座に振り込む
対象者
- 1の再引き落とし対象口座以外の人
- 通知書が自宅に届いた人
引き落とし口座が再振替に対応していなかったり、再振替日を過ぎてしまった場合は、支払日の3~5営業日に届く通知書に従って銀行振込を行いましょう。
通知書は「ニッテレ債権回収」から届きます。
本来の支払日から3営業日以内にカード会社に連絡しても、dカード側は延滞の事実を把握できていません。自宅に通知書が届かない場合は、支払日から6営業日以降に、NTTドコモ業務受託会社であるニッテレ債権回収株式会社に電話で確認しましょう。
対処法3.コンビニで支払う
対象者
- バーコード記載の通知書が届いた人(本来の引き落とし日から3~5営業後に届く)
自宅に届いた通知書にバーコードがついている場合は、ローソンにて支払うことができます。
ただし、コンビニで支払う場合は、支払金額によって手数料が発生します。なお、通知書にバーコードがない場合は、対処法2の銀行振込のみ可能です。
dカードの支払いに遅れたら、いつ何が起きる?
いざカードの支払いに遅れると、カードが止まるのか、解約させられるのかなど不安ですよね。
支払いが遅れたあとどうなるかという情報は、一般には公表されていません。
そのためここでは、クレジットカードの支払いに遅れたときの一般的な流れを紹介します。
支払日の翌日から利用停止に

dカードの支払いに遅れると、一般的に翌日からdカードの利用が一時的に制限されます。
すぐに入金を済ませれば、支払日の2営業日後からカードの利用が再開されます。
ただし、何度も延滞していたり、長期に渡って支払いが行われない場合は、利用が再開できないこともあります。
支払日から3~5営業日後、通知書が届く
支払いに遅れたあと、再振替日に入金しないと、引き落とし日から3日~5日営業日後に通知書が届きます。通知書は「ニッテレ債権回収株式会社」という債権管理・回収の専門会社から発送されます。
なお、本来の支払日から3営業日以内は金融機関からの確認が取れないので、通知書が届く前にdカードに電話をしても振込先などは教えてもらえません。
支払いが遅れていることに気づいたら、
- 3営業日を待って連絡を入れる
- 通知書が届き次第入金する
といった対応をとりましょう。
初めての支払い遅れの場合は、通知書が届いてから電話などで督促されることもあります。
督促の電話は、dカードではなく、ニッテレ債権回収株式会社からかかってきます。
1ヶ月以上の支払い遅れは一括返済の可能性も
支払いが1ヶ月以上滞ると、書面が届き、dカードが強制解約となったり、ショッピング・キャッシング・リボ払いの利用分の一括返済を迫られる可能性があります。
1ヶ月以上の支払いの延滞は、自分の信用情報を傷つけることにもつながります。この状態にならないためにも、お金がない場合でも早めに支払う意思があることを示しましょう。
61日以上の延滞でブラック状態に
dカードの支払いが61日以上滞ると、信用情報に「事故情報」が記載され、いわゆる「ブラックリストに載った状態」になってしまいます。
ブラック状態に至ると、今後dカードを作れなくなるだけでなく、他のクレジットカードや住宅ローンなどの各種ローンの審査に通りづらくなります。
事故情報の記録は、5~7年程度の保有期間を経過しない限り消えることはありません。自分の信用情報に傷をつけ、今後の生活に影響を出さないためにも、早めの返済を心がけましょう。
【Q&A】dカードの支払いに遅れたらどうなる?
Q.dカードを滞納すると、ドコモのスマホも止まる?
A.いいえ、dカードを滞納してもスマホがすぐに止まることはありません。
ただし、ドコモ側には滞納した記録が残ります。
そのため、何度も支払い遅れを繰り返していると、次回の「機種変更時に本体の料金を分割する審査」に通りづらくなるおそれがあります。
Q.dカードを滞納すると、貯めたdポイントは消える?
A.いいえ、dポイントはなくなりません。
基本的に、dカードの支払いが数日遅れたからといって、dポイントがなくなることははありません。
ただし、dカードの支払いに遅れてしまうと、dカードが使えなくなります。当然、dカードを使って貯まるはずのポイントは貯めることができません。
またdカードの会員規約によると、「延滞が頻繁に発生すると、dカードのサービスの一部もしくは全てを利用停止する」といったことが書かれています。
せっかく貯めたポイントを無駄にしないためにも、dカードの延滞には気を付けましょう。
Q.dカードの強制解約後、再びdカードを持つことはできる?
A.いいえ、持てません。
dカードの支払い遅れで強制解約になった場合、再度dカードを発行できる可能性はほぼゼロといえるでしょう。
dカード側に延滞と強制解約の情報が残るためです。
また、強制解約になってしまうと、信用情報に「延滞のためdカードを解約された」という情報が記載されます。いわゆる信用情報に傷がついた状態です。
信用情報に傷がつくと、dカードだけでなく、その他のクレジットカード発行やローンの審査にも影響が出てしまいます。信用情報機関に記録された延滞情報は5年~10年で消滅しますが、dカード側が独自に集めている情報は原則消えることがありません。
そのためdカードを一度強制解約されてしまうと、再びdカードを作れる可能性は限りなくゼロに近いでしょう。
Q.dカードの支払いに遅れても、iDは使える?
A.はい、使うことができます。
d払い(iD)は、dカード払いだけでなく他のクレジットカードと連携させたり、dカードを持っていない人も利用できるサービスです。
そのため、dカードの支払いに遅れてしまっても、d払いを利用できます。
ただし、d払いの口座をⅾカードのクレジットカードに設定していると使えなくなる可能性があります。早めに支払い遅れを解消するか、d払い(iD)の支払方法の変更が必要です。