クレジットカードの延滞日数が審査に及ぼす影響
クレジットカードの支払いに遅れると、今後申し込むクレジットカードや車・住宅ローン、住宅の入居審査など、あらゆる審査に影響が出るといわれています。
そして、審査への影響は延滞日数によって変わります。
- 1日~2ヶ月の延滞・・・延滞回数が増えるほど審査への影響が大きくなる
- 3ヶ月以上の延滞・・・審査に通らなくなる
では、審査に悩む人は、どのようにカードを選べばよいのでしょうか?
審査がない決済用カードといえば、デビットカードやプリペイドカードという選択肢もあります。
クレジットカードが欲しいなら、ACマスターカードという選択肢もありますよ。
ACマスターカード | |
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目次
クレジットカードの延滞履歴が影響する審査一覧

一般的に、クレジットカードの延滞履歴があると、次のような審査に影響が出るといわれています。
- クレジットカードの審査
- 自動車ローンの審査
- 住宅ローンの審査
- 家電ローンの審査
- 銀行カードローンの審査
- 入居審査
クレジットカードの支払いに遅れると、カード会社は確認次第、信用情報期間が保管する個人信用情報に延滞履歴を記録します。
個人信用情報とは、氏名・職業や住所といった個人情報と、ローンやクレジットカードの利用履歴をまとめたものです。
各種ローン会社は、お金を貸すとき、必ず個人信用情報を調べます。
「延滞履歴がある」といったマイナス情報がわかると、印象は悪くなります。つまり、審査に落ちるリスクが高くなるのです。
車や住宅のローン以外にも、スマホの端末代金、ショッピング、子どもの教育費、入院時の費用など、ローンを組んだほうがやりくりしやすい場面はたくさんあります。
だからこそ、いざというときに審査に落ちてしまいローンが組めない、という事態は避けたいもの。
実際、どれくらいの日数、支払いに遅れると審査に影響が出るのでしょうか?
延滞日数別・クレジットカードの審査への影響
「今月また延滞しちゃった…」
「2ヶ月連続で延滞…そろそろやばいかな?」
クレジットカードの支払いに遅れると、どのような影響があるのでしょうか。
ここでは、何日間、そして何回延滞すると審査に落ちるのか説明します。
1日~2ヶ月の延滞の場合
クレジットカードの支払い遅れによる影響は、延滞日数が1日~2ヶ月、または3ヶ月以上かどうかで異なります。
クレジットカードの支払い日に1日でも遅れると、個人信用情報に遅延情報が記録されます。
数日間の延滞は、おもに遅延回数で評価されます。
クレジットカードの支払いに何回遅れると、審査に落ちるのでしょうか?
一度程度の延滞であれば、なんらかの事情(引き落とし日を忘れていた、保険の引き落としが偶然に重なったなど)があったと配慮してくれることがほとんどです。それのみを直接的な原因として、審査に落ちるようなことはないと思います。
ただし、何度も延滞が続いた場合は話が別です。具体的に言えば、3ヶ月連続で延滞が続いた場合は、間違いなく「事故」として認識されると考えたほうがよさそうです。
出典:『カード審査に落ちる人、住宅ローンが組める人』アディーレ法律事務所著 P77-78
このように数日間といっても、3ヶ月延滞記録が続いてしまうと、審査に落ちてしまう可能性が高いようです。
では、"うっかり"の延滞から数ヶ月後、再び延滞した場合はどうでしょうか?>
審査する立場から見ると「お金にルーズな人なのかも」とマイナスの印象を持つのは確か。審査に落ちる可能性があるでしょう。
また、最近の延滞であればあるほど、審査では厳しく見られる傾向があります。
では支払いを放置したまま、3ヶ月以上経過したケースはどうなるのでしょうか。
3ヶ月以上の長期延滞の場合
結論から言うと、1回でも3ヶ月以上延滞すると、審査に通らなくなります。
3ヶ月以上延滞した場合、個人信用情報に事故情報が記載され、いわゆる「ブラックリスト」に載った状態となります。
長期延滞の場合は、最大5年間は事故情報が保管されるため、この期間はクレジットカードやカードローンなどの各種審査に通ることが難しいでしょう。
支払いに遅れると、カード会社から催促の電話があります。カード利用者と連絡がとれないと、カード会社は「支払いの意思がない」と判断し、最終的に裁判の措置をとることも。
どうせ振り込めないから…といって催促を無視するのではなく、カード会社に振り込む意思を伝えましょう。
【合わせて読みたい】ブラックリスト入りする条件・影響
クレジットカードの延滞の記録はいつまで残るのか
クレジットカードの延滞記録は、個人信用情報機関に記録されています。
延滞の記録は、次の期間保管されます。
記録 | 保管期間 |
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遅延情報 | 最大24ヶ月 |
事故情報 | 最大5年 ※長期延滞の場合 |
なお、個人信用情報は、スマホやPCなどから個人で取り寄せることができます。
過去の支払い履歴が何ページにも渡って記載されており、いつ・いくらの支払いが発生したのか、滞りなく入金しているか、といった情報が一目瞭然です。

このように、信用情報には「入金状況」という項目があります。月ごとの入金状況は記号でわかるようになっており、利用額通り入金があった場合は「$」マークが、延滞した場合は「A」マークがつきます。
入金情報は最大24ヶ月間保持されます。つまり、クレジットカードの堅実な利用・返済を24ヶ月間続ければ、審査に不利になることはないのです。
信用情報機関は、CIC・JICC・KSCの3つです。特にCICでは、クレジットカードの利用履歴や信販会社との取引履歴を取り扱っています。
クレジットカードの延滞履歴を確認したいときは、信用情報機関のWebサイトから開示請求の手続きをしましょう。
※信用情報の取り寄せには、500円~1000円程度の手数料がかかります。
クレジットカードの支払いに遅れたら、カード会社に連絡しよう
クレジットカードの支払いに遅れたとき、カード会社に連絡すると、入金方法や入金日を指定されます。
「いつまでに入金します」と伝えておくと、カード会社の社内には延滞記録が保管されるものの、個人信用情報上には延滞記録を残さないカード会社もあります。
あくまでも個人信用情報上で延滞情報が記載されなければ、社外で行われる審査には影響しません。
「何日間延滞すると、個人信用情報に延滞情報を記録されるのか」は、あくまでもカード会社の担当者次第。大事なのは、信用されるような行動をとっているかどうか、ということなのです。
日頃からきちんとカードの利用料を支払うことはもちろん、万一支払いが遅れた場合には、カード会社に誠実な対応を見せましょう。
クレジットカードの審査に悩む人が選びたいカード
これまで、クレジットカードの支払い履歴が審査に及ぼす影響について説明しました。
審査に悩みがある人は、どのようにカードを選べばいいのでしょうか?
ここでは2つの選択肢を紹介します。
審査がないデビットカードやプリペイドカード
クレジットカードでなくてもよい場合は、審査がないデビットカードやプリペイドカードを利用するという選択肢もあります。
クレジットカードは後払い式なので入会審査が必ずあります。一方、デビットカードやプリペイドカードであれば審査なしで手に入れることができます。
- デビットカード・・・即時決済
- プリペイドカード・・・前払い式
クレジットカードと違って、使いすぎる心配がないのもメリットです。審査に不安がある方は、デビットカードやプリペイドカードも検討してみましょう。
審査基準が違うクレジットカード
クレジットカードが欲しいなら、審査基準が違うことが予想されるカードを選びましょう。
たとえばACマスターカードなどがあげられます。
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